パプリコ!

コスメの製造年月と消費期限の確認の仕方

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ナマスカーラ!パプリ子です。

突然ですが、化粧品の使用期限って、気にしていますか?

 

先日、VOCEのコチラの記事を読んだ際に、色々と思いあたることがあったので、今回、記事を書くことにしました。

 

 

パプリ子に関して言えば、液状のものはさすがに躊躇しますが、粉物やソリッドタイプの製品は、あまり気にせずに使ってしまいます。
母親が若い頃免税店で買ってきたシャネルのキャトルや、10年前に父親が買い溜めた石鹸…

それらのものは、今も遜色なく使っているのですが、最近パプリ子が気になるのは、
フリマアプリで買った化粧品や並行輸入品の鮮度

上述のアイシャドウや石鹸は、いくら古いとはいえ、出処が分かっています。
正確に何年前だと分からなくても、買ってきたのはパプリ子の身内ですし、彼らはどこでそれらのものを買ったのかを、ちゃんと覚えています。

 

ですが、フリマアプリはそうではありません。
赤の他人から、どこでいつ買ったか分からないものを譲ってもらうんですから。

「新品未使用」と書いてあっても、もしかしたら嘘かもしれないですし、購入場所も百貨店ではなくて免税店かもしれない…
購入時期も「先日」では分からない。
クリームも、スパチュラを使って掬っていなかったかもしれない…

そういった不安と隣合わせゆえに、安価に製品を手に入れられるのだと思いますが、それがリスクであることには変わりありません。

 

 

並行輸入品にしても、先日ランコムのジェニフィックアドバンストの記事でも書きましたが、日本の正規店で売られているものと、海外の正規店で売られているもので、フォーミュラが異なることがあります。
そのほか有名どころですと、クリニークもアジア向け製品のフォーミュラが、ヨーロッパのものと違うようです。

 

 

あとは、日本国内で販売されている製品はリニューアルして久しいのに、並行輸入品を注文したら、リニューアル前の古いパッケージの製品だった、なんてこともあります。

 

フリマアプリやiHerb、コスメランドといった個人輸入サイトの普及により、「正規店購入」以外の購入方法を選択できるようになった昨今。
日本では手に入らないものを簡単に取り寄せられたり、新品同様のコスメを安価に手に入れられたり、サービスごとの利点はありますが、それが「正規取り扱いルート」から外れる製品である以上、購入も使用も、全て自己責任です。

偽物をつかまされたり、知らずに古い製品を手にしていたり、それが原因で肌荒れを起こしたり…
一番のリスクは、そうしたトラブルに見舞われた際、メーカーに救済措置を仰ぐことができない点だと、パプリ子は思います。

 

色々な選択肢のある今だからこそ、自衛の一環として、また、豆知識として、パプリ子が知っていることをシェアできたら、と思います。

前置きが長くなりましたが、お手元のコスメと見比べながら読んでいただければ嬉しいです。

パプリ子が、手元にあるコスメを引き合いに出して製造年月を見ていくのは、以下の通り。

ですが、それ以外の化粧品の製造年月の調べ方も掲載しておきますので、手っ取り早く知りたいかたは、記事の最後をご覧ください。

 

そもそも、化粧品に使用期限なんてあるの?

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「そもそも、化粧品に使用期限なんてあるの?」
と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、一般的に製造から3年以内の使用が推奨されているものが多いです。
モノによっては、製造から2年、なんてものもありますし、上述の使用期限は未開封の状態での使用期限なので、一度開けてしまったコスメは、なるべく早く使い切ったほうがいいのも、事実です。

 

 

とはいえ、粉モノなんかは、10年くらい平気で使えてしまうようなものもありますし、現に、ゲランのメテオリットのように、一度の使用量が少ないのに、ボリュームサイズしか展開がなく、
「どう考えても一度買ったら、使い切るのに3年かかる」
というような製品もあります。

 

 

パプリ子は、インドのコスメが好きで、時々個人輸入するのですが、インド国内で売られているものは、全成分表示の義務付けがない代わりに、大抵の場合製造年月と消費期限が記載されています。
過去に購入したもので、唯一製造年月の記載がなかったのは、オーロビンドアシュラムの有名ブランド「Aurohikha(オウロシカ)」のフローラルウォーターだけでした。

 

 

あの(!)インドですら、化粧品の外箱や本体に製造年月が記載されているのに、なぜか日本で入手可能な製品には、消費期限の記載がない…
大抵、どこのメーカーも製品の底部や側面に、記号の記載があります。
ですが、それも分かりやすい製造年月ではなく、メーカーごとの独自の記述法で記載されています。
商品に不備があった際、特定の日時に製造されたもののみを回収することなどを考慮して、製造番号には必ず製造年月を意味する記号が含まれているはずなのですが、その「読み方」は、広く一般消費者に公開されているものではありません。

パプリ子が使ったことがあるものですと、FANCLの化粧品は、製造年月と期限が化粧品の外箱に書いてあった気がします。
さらに、開封日を記録して、本体に貼り付けるためのシールも同封されていましたが、そういった点を徹底しているメーカーは稀だと思います。

 

 

SK-IIなんかは、底面の製造番号から製造年月日と製造工場を割り出せるのが有名ですよね。
ですが、それもオフィシャルな手段ではありません。

パプリ子の採っている確認手段も、公式の見解ではないため、間違えがあるかも知れません。
また、エルメスの革製品の刻印同様、製造番号の記述方法も、途中から変則的になることもあります。

あくまでもセルフチェックとして、参考にしていただければ嬉しいです。
大抵のメーカーは、カスタマーサービスに問い合わせると教えてくれるようなので、正確を期したい方は、そちらもご検討ください。

それでは早速、行きましょう!

 

SK-II(P&Gプレステージ/マックスファクター)

 

上の方でもちらりと書きましたが、まずはSK-II。

「底面の記号で製造年月が分かる」ことが周知の事実になりつつあるため、フリマアプリやオークションサイトどでも、底面の10桁の数字を出品者に問い合わせている方をちらほら見かけます。

 

 

10桁の数字の、頭の一桁が製造年の下一桁。
上のフェイシャルトリートメントエッセンスの画像なら、「8」なので、「2018」年(もしくは2008年)の製造。

続く3桁の数字が、製造日。
これは、その年の1月1日から数えて、何日目にその製品が製造されたかを示しています。
上の画像だと、「156」なので、「156日目=6月5日

その先の4桁の数字が、製造工場コード。
2118」は、滋賀工場を示す番号です。

最後の「00」は、2年位前までは、その日の何度目の処理で製造された製品かを示す数字でした。
「01」なら一度目の、「02」なら2度目のパッチで製造された製品、というような感じです。

パプリ子の手元にある古い製品ですと、2016年製造のトリートメントリペアC。

 

 

こちらは、下2桁が「01」なので、その日の一回目のパッチで製造されたものと思われます。

 

ですが、2018年くらいから、ここの数字は、ほぼ例外なく「00」と記載されるようになりました。

生憎、パプリ子は「7」から始まる製造番号(2017年製造)のSK-IIを持ち合わせていないので、正確にいつから下2桁が「00」になったのか不明ですが、今後のSK-II製品は、パッチのカウント表記が無いものとなっていくかもしれません。

 

余談ですが、コフレやノベルティとして貰えるサンプルボトルは、製造番号の他に、分かりやすい製造年月の表記があります。

ですが、こちらは世界標準表記(イギリス式)なので、右から左にかけて、
「日←月←年」
というような表記の仕方です。

 

 

最近買った製品の底面を確認してみましたが、やはり現品は日付の表記がなかったので、「製造番号+製造年月」の表記は、サンプルボトルだけのようです。


 

 

Dior、ゲラン、ジバンシィ(LVMHグループ)

 

続いて、モエヘネシー・ルイヴィトングループ傘下の化粧品。

ヴィトン???
ヘネシー????
ドンペリ??????

という方のために説明しておくと、ルイ・ヴィトンとモエ・ヘネシーが合併して出来たLVMHという企業があります。
モエヘネシーはシャンパン、ヴィトンは財布やら鞄やらが、有名ですよね。
それぞれの頭文字をとって、LVMH。
で、そのLVMHグループが買収を繰り返して、あらゆるラグジュアリーブランドメーカーを傘下に収めた結果、ディオール、ゲラン、ジバンシーなどが、すべて同じ会社の傘下になった、というわけです。

化粧品以外ですと、時計のブルガリ、ピーカーブーのフェンディ、免税店のDFSなんかも、LVMHグループです。
服や鞄を展開している、メゾンの方のDiorも一昨年あたりに、LVMH傘下になったのかな?

 

まあ、塊魂みたいなもんですね

株式の買収を繰り返して、傘下の会社の売上でまた別会社を買収・吸収して、巨大な企業になったというか。

 

とはいえ、大元が同じLVMLグループでも、それぞれのブランドイメージの保持や独立性は重視しているようなので、「Dior」「GUERLAIN」「GIVENCHY」などのブランド名はそのままに、製品が展開されています。
販売元の日本法人も、一部をのぞいて、ブランドごとに独立しています。

日本でも、白斑事件で業績が悪化したカネボウを花王が買収して完全子会社化しましたが、現在もカネボウのブランドネームは、そのまま残っていますよね。
あんな感じです。

 

でも、最近のゲランは、明らかに上からの圧がかかったような製品展開をしているよなあ、とパプリ子は思わないわけにはいかない(笑)

元来ゲラン様は、お高くとまっているメーカーだったはずなのですが、ラ・プティットとかいう「最近の若い子が好きそうなポイントメイク」ラインを展開してきているし、ブランドの独立性を謳っているくせに香水ボトルデザインをガンガン統一してきやがるし、なんというか、「流行に乗ってものを売らなければならない」必死さみたいなものがにじみ出てきてしまっていて、かっこ悪いなあと、思います。

どうせ買収されるのなら、エルメス傘下になればよかったのに、というのがパプリ子の持論。
靴のジョンロブ、ガラス製品のサン・ルイ、どちらも最高級の品をつくるメゾンで、ゲラン様が肩を並べるにふさわしいグループだと思うのですが、どうでしょう?

でも、LVMHグループ、たしか数年前にエルメスまで傘下に収めようとしてしてたな…
くわばらくわばら。

 

また話が脱線しましたが、これらのブランドは大元が同じということもあり、製造番号の振り方も共通しています。

 

 

上の画像は全てDiorですが、大抵の場合、製品の底面に4桁の数字が記載されています。

この4桁の数字の、上一桁が、製造年の下一桁です。
SK-IIの時と同じですね。

上の画像だと、2017年製造と2018年製造が混在している感じでしょうか。

 

で、その次の一桁のアルファベットが、製造月を表す記号となっています。

記号の見方は、以下の通り。
「1」と区別し辛い「I」が除かれているのを見るに、もしかしたら1月を意味する「0」も除外されているかもしれません。

 

製造月 記号 記号
1月 A N,O
2月 B P
3月 C Q
4月 D R
5月 E S
6月 F T
7月 G U
8月 H V
9月 J W
10月 K X
11月 L Y
12月 M Z

 

4桁の記号のうち、上2桁が製造年月を表すものとなっていますが、下2桁は何を表すか不明。
たぶん、工場の記号とかかな?

 

同じ要領で、ゲラン、ジバンシーも見ていきます。

 

 

これは、先月購入したオーキデアンペリアルのコフレの一環。


どちらも、2018年製ですね。

 

続いてジバンシー。

 

 

画像の左側、リキッドファンデの底面なのですが、まさかの2011年3月製…

いや、もうほぼなくなりかけているけれど、8年前のリキッドファンデ……
これは、処分対象かな。

 

そうそう。
ジバンシーといえば、こちらの口紅。

 

 

どちらも並行輸入ではなく、百貨店カウンターで購入したものなのですが、片方は何故か製造番号の記載がありません。

たぶん、製造番号の書いていない方は、ルージュ・ジバンシイが新発売になった時に買ったものなので、2013年製だと思います。

外箱には記載があったはずなのですが、とうの昔に捨ててしまったので、確かめる術もない…(笑)

 

 

今確認してみたら、アナスイの口紅も、口紅本体には製造番号の記載がないので、案外外箱の保管って、重要なのかもしれませんね。

 

そんな感じで、続けてランコムやらYSLやら、手元のコスメの消費期限を見ていきたかったのですが、あまりにも長くなりすぎたので、一度ここで区切ります!

 

区切るついでにネタバレしておきますが、「cosmetics expiry」とか「cosmetics expiry checker」などとグーグル検索すると、化粧品の消費期限を確認できるサイトがヒットします。

英字サイトですが、ブランド名を選択して製造番号を入力すると、簡易的にコスメの使用期限を調べられます。


お急ぎの方は、使ってみてください!

それでは、次の記事で!!!

 

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