ナマスカーラ!パプリ子です。
満を持しての、Khadiハーバルシャンプーのレポですよ!!!!!
前回の記事でKhadiのハーバルシャンプーのレポをしようと思ったのですが、予想以上に「Khadi」についての記述が多くなってしまったうえ、通常通りの話の脱線を繰り返したため、それはそれで、ひとつの記事にしました。
よかったら、コチラの記事↓↓↓も読んでみてくださいね。
そもそも、「Khadi」って何?
ものすごく簡単にいうと、「Khadi=ハンドメイド」です。
それに加えて、、厳密にはもっと由緒正しい歴史もありますよ〜という話をしたのが、前回の記事。
かんたんにまとめると、こんな感じです。
- 「Khadi」とは、農村でつくられる手紡ぎ・手織りの布を指すことば
- ガンジーがイギリスからの独立と自由獲得のシンボルして「Khadi」の布を掲げた
- 現在では手作りの品を指す概念として、「Khadi」の名を冠した化粧品や食品が販売されている
- 「カディ委員会」の認証を受けた手作り製品には、特別な認証マークが付けられる
(もちろん偽物もある)
この4番目の、「Khadi」の認証マークについて、パプリ子はそんなものがあることすら知らなかったので、
「”Khadi”のハンドメイドシャンプーを手に入れた!」
と喜んでいたのですが、記事を書くにあたり、現地の記事やサイトを漁っているうちに、自分の持っているものが「未承認Khadi」であることを悟りました。
「カディ委員会」で正式に認証されたものは、下の写真のように「Khadi India」のロゴと、丸にインドの地図が描かれたマークが入っています。
どこを探しても認証マークがない上、作りが雑
パプリ子が購入してしまった”未承認”Khadiのシャンプー。
パッケージの表面と裏面は、以下の通り。
ラベルも防水加工などはしていないので、お風呂場で使っているうちに水を吸い込んでボロボロと剥がれてきます…
「インド製品だから仕方ないか」
と思っていたのですが、認証マークの付いている「Khadi Natural」のシャンプーは、ラベルもラミネート加工をしてあって、雲泥の差でした。
↓↓↓
店頭に並んでいた時には、外装がフィルムパックされていました。
インドで売られているものも、日本のドラッグストアやスーパーで見かけるコスメ同様、むきだしのパッケージのまま売られているものと、この製品のようにフィルムで保護されているものとが混在しています。
蓋は液漏れ防止のためか、二重構造になっています。
ボトル部分を押しても押しても、シャンプーが出てこないので焦りました。
まさかこんなにしっかりパッケージングしてあるとは…
でも、ボトルがやわらかいので、一生懸命シャンプーを絞り出すと、こんな形になってしまいます。
おいおい…
サイズは2種類あって、パプリ子は110mlのものを選んだので、ちょうど手のひらサイズでした。
値段とサイズ展開
お値段とサイズ展開は以下の通り。
容量 | 現地価格 | 個人輸入参考価格 |
---|---|---|
110ml | 119Rs (約214円) |
1200円 |
210ml | 199Rs (約358円) |
2000円 |
う〜ん…
日本のスーパーなんかで売られているシャンプーと比べると、現地価格でも高く感じますが、どうなんでしょう。
今、ちょろっと
Khadiのシャンプーを450ml換算すると、現地価格で、だいたい800円弱。
ですが、インドの物価は日本の5分の一くらいなので、現地のひとの感覚からすると、
210mlで2000円くらい、ちょうど個人輸入参考価格と同じくらいだと思うのですが、
う〜ん…
スキンケア製品やメイクアップ製品同様、ヘアケア製品もある種嗜好品に近いところがあるので、「210mlで2000円のシャンプー」を高いと思うか適正な価格だと思うかも、一概には決められませんね。
ちなみにパプリ子は、高いな〜と思いました。
パプリ子が日本で気に入って使っている、ディフレスカのシャンプー↑↑↑が、だいたい500mlで1700円くらいで、パプリ子はそれさえも
「高いな〜」
と思って使っているので、いわんや「210mlで2000円のシャンプー」をや、って感じですね。
ちなみに、上で挙げた「Khadi Natural」のシャンプーは、210mlで115ルピー(約207円)でした。
未承認のくせに、正規Khadiより高いって一体何なんだ…
肝心の使用感と配合成分は?
さてさて、またくだくだとつまらないことばかり書いてしまいましたが、スウォッチです。
ボトルの大きさに似合わず、口は大きいので、にゅるん、と一度に大量にでてきます。
色ははちみつのようで、シャンプーらしいとろみのあるテクスチャです。
なんと言っても、商品名が「reetha&honey」なので、はちみつ(ハニー)っぽいのも、うなずけます。
そして、全然関係ないですが、
とろみと色の加減が、ディオールのル ネクターにそっくり(笑)
先日、ネクターに関する記事を書いたばっかりだったので、余計に印象が強かったのでしょうか。
手のひらに出した状態で匂いをかぐと、とってもいい匂いなんです〜
でも、いざ濡らした髪につけて泡立てると、男性用整髪料のニオイがする…
しかも、全然泡立たない。
ボトルの口が大きかったのも納得。
大量につけないと、泡立ちません。
パプリ子は今、髪型をショートカットにしているので、ロングヘアのひとよりも少ない量のシャンプーで事足りるはずなのですが、
全然泡立たねェ…
インドは硬水なので、日本から持っていった軟水用シャンプーや洗顔料が、全然泡立たないことがよくあります。
インドの石鹸を日本にもってくると、その逆で、めちゃくちゃ泡立つのですが、もしパプリ子がこのシャンプーをインドで使っていたら、どんな悲惨なことになっていたのだろうと、げんなりしました。
書いているうちにだんだんテンションが下がってきましたが、これもまた経験。
色々試してみないと、何がよくて何が悪いかなんて、分かりませんもんね!
続けて、ラベルの効能を見ていきますよ。
裏面は、会社の名前や製造年月、値段なので、表面だけを見ていきます。
そうそう、今更ですが商品名は「Khadi ハーバルシャンプー reetha&honey」
「reetha」はムクロジのことで、ソープナッツという名前を聞いたことがある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
ムクロジの果実の皮には、天然の洗浄成分サポニンが含まれていて、インドでは昔から洗剤として使われていたようです。
水を含ませると泡立つので、「ソープナッツ」とか「ランドリーナッツ」などと呼ばれているのだそう。
調べたら、アマゾンでも売ってました。
エコな生活をしたい人や、無添加の製品にこだわるひとにはありがたい製品ですね〜
表書きの主な効能はこんな感じ。
- フケと抜け毛を防ぎます
- 全ての髪質の肩にお使いいただけます
フケや抜け毛の悩みのないパプリ子としては、
「まあ、とりあえず髪を洗えればそれでいい」
と思って使っていました。
実感できた効果としては、なんとなく髪がやわらかくなった気がする、くらいでしょうか。
ちなみに配合成分は、以下の通り
・ソープナッツ
・蜂蜜
・トゥルシー
・ジャタマンシ(スパイクナード)
・ニーム
・パトラ(サトイモ科の何か)・
・アムラ
・シカカイ
・メティ(フェヌグリーク)
・SUGANDHWALA(不明)
・防腐剤
・蒸留水
トゥルシーやニーム、アムラ、シカカイなど、アーユルベーダの万能&王道ハーブが使われているようです。
たぶん、配合が多い順で記載されていると思うので、とろ〜っとしたテクスチャは、ほんとうに蜂蜜由来かもしれません。
そして、界面活性剤が入っていそうなハーブがソープナッツしかないので、泡立ちが悪かったのも、ナチュラル製法ならではの欠点(あるいは美点)であり、証拠なのかなーとも思います。
全然泡立たないとか言ってごめんね…
未承認とはいえ、思っていたよりもナチュラルで安全なものなのかもしれません。
とはいえ、インドは日本とは異なり、化粧品の配合成分の全表示が義務付けられていないため、この他にも何か入っていたとしてもわからない…
くわばらくわばら。
失敗コスメではないけれど…
「Khadiのシャンプーだ!!!」
と喜んで飛びついたのがいけなかったのか…
品物自体に満足していないわけではないのですが、このシャンプーを使ったあとに「Khadi Natural」のシャンプーを見つけてしまった身としては、いい製品とは言い難いです。
何事も、比較の問題。
皆さんも、インドでコスメを買う時には、じゅうぶん注意しましょう。
ニセモノというわけではないのですが、ブランドを模したものや、類似品がたくさんあるので、気をつけてください。
次回は、もう少しテンションの上がる品物を紹介できればな、と思います。
それではまた!