ナマスカーラ!パプリ子です。
先月購入した、IPSAのファウンデイション アルティメイト。
スウォッチを交えて、少し詳しく見て行きます!
ファンデーション他を購入した時の記事はコチラ↓↓↓
同じくIPSAのデザイニングフェイスカラーパレットや、アイシャドウについての使用感もレポしています。
さてさて。
IPSAのファウンデイション アルティメイト。
帰宅してからアットコスメのレビューを見たのですが、このファンデーション、IPSAの中でもダントツに注目度が高いんですね。
「12,000円か〜〜〜」
くらいの気持ちで買ってきてしまったのですが、ファンデーションって普通はもっと安いのかな?
ピンきり???
なんかでも、同じIPSAでも一緒にすすめられたパウダーファンデは4,000円くらいだったな…
ファウンデイションアルティメイトは、外装も立派
で、お値段ゆえかどうかは知りませんが、やたら仰々しい外箱に入っていました。
まるで硯と筆だね。
光の加減で分かりづらいかもしれませんが、またこのケースの色味がすごい。
紅花から作る口紅があるじゃないですか。
今では”京紅”って呼ばれているのかな?
古代のティントリップみたいなやつ。
あれって、薄く塗ると赤く唇が染まりますが、何度も重ね付けすると、玉虫色になるんですよ。
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浮世絵を見ていると、たまに女の人の唇が緑に塗られていることがあって、
「なんでだろう?」
と思っていたのですが、あれは江戸後期の流行だったんですって。
”笹紅色(ささべにいろ)”なんて色名もあるそうな。
で、今回購入したIPSAのファウンデイション アルティメイトのケースも、そういう不思議なお色。
パッと見には黒に見えますが、光の加減で茶色とも緑ともつかない色に見えます。
なんというか、とても漆っぽい。
容器のフォルムも、ちょっと歪んでいるような感じで、タイムリセットアクアみたいです。
ふしぎな、ころん、としたかたち。
タイムリセットアクアといえば、ファンデーションを購入した際にサンプルをいただいていたんだった。
なんか、IPSAってスキンケア製品のサンプルをごそっとくれそうなイメージがあったのですが、今回いただいたサンプルはこれだけでした。
スキンケア製品を買わなかったからかな?
それにしても、ベースメイクの際につ使用したコントロールカラーなんかのサンプルを付けてくれても良さそうなもんなんだけどなあ…
まあいいや。
中身は、硬めのクリームファンデーション。
こういうのをエマルジョンファンデーションっていうんですかね?
指先で温めるととろけるような、ふしぎなテクスチャです。
ハーブのようなリラックスできる香りと相まって、うっとりするような使い心地です。
あ、あと、なんか筆ケースみたいなのも付いてきた。
こちらは、ぺらぺらしたビニールケースですが、持ち歩き用なのかしら?
ブラシもまた、使いやすい
それから、特筆すべきはこの筆。
ファンデーションはスポンジで塗るもの、という固定観念があったので
「ファンデーションを筆で塗る」
という発想が斬新に思えた一方で、
「そんなものを顔面に滑らせたら摩擦がやばいんじゃないの?」
と思ったのですが、毛が密集しているせいか、肌に滑らせても筆感がなく、不思議な感触でした。
なんというか、塗っているとすごく気持ちがいい。
調べてみたら、この筆、単品でも売っていました。
お値段は3,000円くらい。
買い換え用だとは思うのですが、パプリ子的にはこの筆だけ買うのもアリだと思う。
他メーカーのクリームファンデも、すごく気持ちよく塗れそう。
素材は動物の毛らしいので、汚れてきたたら、エマールやアクロンといった、おしゃれ着用洗剤(中性洗剤)でお手入れをするといいそうです。
カシミヤのストールやマフラーと同じ扱い…と考えると、お湯洗いは厳禁なのかな?
IPSAの推奨する使用方法は、
①ブラシをファンデーションの上で3回くらい、トントンとさせて、ブラシにファンデーションをつける。
②おでこや頬といった面積の広い場所や、ニキビ跡・シミなどの気になる場所に、ブラシでトントンと叩きながら塗る
③②をうすく伸ばしていく
というもの。
で、このファンデーションは、下地もコンシーラーも要らないらしい。
カバー力と保湿などのスキンケア効果、両立できる点も売りらしい。
乾燥が気になり、かつ、コンシーラーの使用を面倒に思うパプリ子にはうってつけのファンデーションのように思えたのですが…
まあいいや。
とりあえず、スウォッチを見て。
これが、ブラシに3回くらいトントンしたところ。
BAさん曰く、
「こんな少量〜!!??」
っていうくらいの量でいいんですって。
で、それをすっぴんに塗ると、こんな感じ。
それなりに赤みは消してくれますが、やはりコンシーラー無しで色素沈着を消すのは難易度が高かった模様。
というか、クリームファンデなのに、この段階でも粉っぽさが出てきてしまっているな…
気を取り直して、下地付けたらどうなのよ、と思って下地アリもスウォッチしてみました。
とはいえ、パプリ子の使っている下地はファンケルの補正効果皆無ものなので、あまり違いが分からないかもしれない…
というわけで、アルティメイトだけとの差分が、こちら。
こうして見ると、下地アリの方が綺麗にニキビ跡や毛穴を消せているのかな?
あと、テカリを抑えられている。
でも、透明感は死んでいる。
パプリ子は、ノリが良くなるとか毛穴が埋まるとか、そういう目的ではなく、その後に肌に重ねるものから素肌を守る、防壁のような役割を担うものとして、ファンケルの無添加化粧下地を使用しているので、下地の段階でもう少し補正力のあるものを使えば、さらに綺麗に仕上がるかもしれないです。
写真だと分かりづらいのですが、仕上がりはセミマットな感じ。
というか、IPSAのサイトを見ると「ツヤ肌」って書いてあるのだけれど、
う〜〜〜〜〜ん…
なんていうかね、仕上がりはかなり粉っぽい。
うす〜く伸ばすとツヤ感も演出できるし、重ねていくとさらに粉っぽくなる。
下の画像は、なんとかコンシーラーなしでニキビ跡を消したいと思って重ね付けしまくった結果なのですが、重ねすぎて、顔面がめちゃくちゃ粉々している。
右側の筆についている量を全顔に伸ばすと、これだけカバーできますが、ものすごい厚塗りになります。
というか、これだけの量で厚塗りになるって、ちょっと凄い。
やっぱり、カバー力があるということなのだろうか…
12,000円でも、全然減らなさそうだし、これはかえってコスパはいいかもな。
でね、さっき、筆を肌の上でトントンさせてから伸ばすって書いたけど、このやり方だと全顔塗るのにめちゃくちゃ時間がかかる。
パフやスポンジであれば、ガーーーーーーッって滑らせて全顔濡れますが、アルティメイトは、それをやろうとすると、上述の通り必要以上の分量をブラシに取らざるを得なくなり、結果的にブラシの跡が筋になったり、厚塗りになったりする。
アップだと、もっと分かりやすいと思う。
鼻のあたり、刷毛の跡が残っているの、伝わります?
正規の使い方をするとしたら、よっぽど時間に余裕のある朝しか使えない。
というか、たぶん、その後のアイメイクを丁寧に施したい人は、ベースメイクにかける時間を短くしたいと思うものだとパプリ子は考察するのですが、アルティメイトは、そういう人には向いていない。
下地やコンシーラー、果ては仕上げの粉すらもいらないというオールインワンファンデーションのような謳い文句ですが、それにしたって塗るのに時間がかかりすぎる。
そしてこの、遠くで見るとツヤがあるのに、近寄ると粉さMAX!みたいな仕上がり…
時間がかかるうえに、仕上がりもイマイチって…
というか、肌にザラつきや吹き出物があると、ファンデーションを塗ったときにそれらの欠点がさらに立体的に強調されてしまうの、どうにかならんのか…
かえって肌が汚く見える…
散々こきおろしたけど
デザイニングフェイスカラーパレットに続いて、またもやボロクソ書きましたが、良い点もあります。
時間が経っても全然ヨレない上、皮脂でテカってきても、それすらも肌の艶のように見せてくれるので、お直しをしなくても汚くならない。
薄く塗った方が綺麗に仕上がるため、塗る分量が少なくて済み、それゆえにヨレの原因を除去できているのかもしれません。
それから、保湿力もそれなりに高めでした。
あと、肌への密着感があったのも、よかったな。
重さは、そこそこあるため、夕方になると顔が疲れますが、他メーカーと比べると軽めだと思います。
これも、使用量が少なくて済むことの賜物ですね。
お直し不要な点と相まって、「アフターケアをしなくてもいい」点は楽ちんでいいと思います。
それから、軽いつけ心地でカバー力のあるものを探している人にも、いいかもしれない。
とはいえ、朝、メイクを仕上げたときに肌から粉吹いてたら、やっぱりテンションが下がるわけで。
う〜〜〜ん…
リピは無しかな。
ちゃんと下地を作り込んで、うす〜くうす〜く塗れば、綺麗に仕上がると思います。
総評は、
・使い方によって仕上がりが変わるのは、やはり扱いづらい
・塗るのに時間かかりすぎ
・粉
ということで、リピは無し。
母親に譲ることにしました。
なんというかね、とらえどころのないファンデーションなんだよね。
ボロクソ書き立てましたが、他メーカーと比べてめちゃくちゃ質が悪いとか、そういうこともなくて、粉っぽさも人によっては許容範囲内だろうし、でも、だからといって大手を振って祭りあげたいほど良いところも無い…
Diorからも似たようなの出てたし、ちょっと使い比べてみるかな。
そんな感じで、参考になるようなならないような、独断と偏見に満ちたレポでした。
購入を検討してる方のお役に立てば嬉しいです。
それでは、また!