ナマスカーラ!パプリ子です。
あっという間に、アドベントカレンダーの扉も、残す所3つとなりました。
ということはクリスマスまであと3日…
早いですね〜
クリスマスを過ぎてから年明けまでも、きっとあっという間なんでしょうね。
流石は師走。
なんやかんやとやっているうちに、時間が過ぎていきます。
今日開けるのは、件のサタデー・ナイト・フィーバーの真下。
開けていきま〜す
ソヴァージュ…
もう見た
Diorアドヴェントカレンダー2018年版、22日目はソヴァージュのオードゥトワレ
22日目:ソヴァージュ オードゥトワレ 10ml
「オードゥパルファンが入っていたのっていつだっけ?」
と思って確認したところ、9日目↓↓↓でした。
なんだか随分昔のことのように思える…
いや〜〜〜〜〜
それにしても…
またソヴァージュか。
参ったな。
書くことがない。
香調についても、オードゥパルファンの時の記事で書いちゃったし。
でも一応、オンラインブティックから引用しておきます。
フレッシュでエレガンスを感じさせながらも野生的で本能に響く香り。
ディオール フレグランス クリエイター、フランソワ・ドゥマシーが創りあげた、荒しさと気高さが遭遇する新メンズ フレグランスです。
厳しく選び抜かれた最高級の香料が奏でる香り。
カラブリアン ベルガモットのジューシーでフレッシュな、輝くようなトップノートがはじけます。
貴重なアンバーグリスの芳香を再現するアンブロクサンは、力強いウッディーノートをそこはかとなく漂わせます。
ソヴァージュは、果てしない大地にインスパイアされて生みだされました。
オゾンブルーの空が、ごつごつとした大地の上に広がり、渇いた太陽が白く熱く照りつけるのです。Dior公式HPより
同じソヴァージュでも、甘さの正体が、
パルファンはバニラ、トワレはアンバーです。
が、パプリ子の鼻には逆のようの思えてしまう…
嗅ぎ比べは、9日目のオードゥパルファンのところでしているので、トワレとパルファンの香りの違いについて、パプリ子の所見を知りたい方は、そちらをご覧ください。
それにしても、やっぱりボトルがそっくりですね。
オードゥパルファンの方だけ、申し訳程度に「EAU DE PARFUM」の記載がある。
若干、ガラスのグラデーションに違いが見られるくらい。
その他のキャップデザインや、底面のロゴなどもオードゥパルファンのミニチュアと全く同じです。
価格は、オードゥパルファンよりも1000円くらいずつお安くなっています。
容量の展開は、オードゥパルファンと同じ。
容量 | 価格(税込み) |
---|---|
60ml | 10,800円 |
100ml | 15,120円 |
書くことがないので、ソヴァージュのプロモーションをしている、ジョニー・デップについてでも書こうと思ったのですが、
そもそもジョニー・デップの熱狂的なファンでもないパプリ子は、ジョニー・デップの出演している映画をあまり見たことがない…
そりゃあ、王道のパイレーツくらいは観たことがありますが、これも金曜ロードショーとか日曜洋画劇場とかで観ただけであって、映画館まで行って〜とかDVDをレンタルして〜とかは、していないです。
あとは、シークレットウィンドウとか?
これも金曜ロードショーか何かで観たかな。
あ、でも一個だけあった。
ちゃんと借りてきて観た、ジョニー・デップが出演している映画。
プラトーン
これは、ジョニー・デップが有名になる前の作品なので、端役で出ているだけなのですが、エンドロールだと結構大きくジョニデの名前がクレジットされています。
というか、プラトーンにジョニー・デップが出ているの、全然知らなかった…
エンドロールを観て、
「は?ジョニー・デップ出てた???」
ってなって、ググってはじめて知ったくらい。
その後、見返した時に、焼き払った村を後にする兵士たちの中で、
現地の子供を抱いているのがジョニー・デップっぽいな、と思いました。
というか、オリバー・ストーン、最初はジョニデに主人公をやらせる予定だったのか…
「彼は将来一大映画スターになるであろう」と予測したってウィキに書いてあるけど、先見の明有りすぎでは????
園子温なんかもそうですけど、無名の俳優の中から後のスターを発掘してくる監督って、すごいですよね。
プラトーンに関していえば、個人的には主人公をチャーリー・シーンが演じているのがツボでした。
お父様のマーティン・シーンは、「地獄の黙示録」の主人公を演じた俳優さんです。
親子そろってベトナム戦争映画に出演しているって、なかなか凄いなと思って。
しかも、どちらも戦争映画の中では名画と呼ばれるくらい、メジャーな作品です。
戦争映画の話をすると、たいてい「地獄の黙示録」の名前が挙がってきますけど、パプリ子的には、焼き増しに失敗した「ゴッドファーザー(無印)」にしか見えないんですよね。
あと、エンディングに関して、監督であるコッポラ自身の困惑とか混乱が滲んでしまっているというか。
評価しない、というわけではなく、「地獄の黙示録」も凄い映画ではあるのですが、フランシス・コッポラは「ゴッドファーザー」が凄すぎた。
ゴッドファーザーPART1があまりにも凄かったので、PART2、3と観進みてキレそうになったのはいい思い出。
ランボーにせよ、マッドマックスにせよ、続編が出る度に酷くなっていくのはなんでなんだ…
めちゃくちゃ単純にいうと、「ゴッドファーザー」って、主人公が第二の”ゴッドファーザー”になるまでを描いた作品です。
で、「地獄の黙示録」もやっぱり自分が、第二の”カーツ大佐”になりかける話です。
正確には、主人公がカーツ大佐の求める兵士になっていく過程を描いた映画とでもいうのか。
少なくとも、パプリ子はそう読み解きました。
このカーツ大佐というのは、もともとグリーンベレーの隊長だったのですが、隊を離れ、ベトナムの奥地に現地人を率いた「王国」を築き上げてしまったという人。
脱走将校である彼の暗殺を担ったのが、主人公です。
劇中でカーツ大佐が至上とする兵士について、
「持つべき兵は、道義に聡く、だが同情に何の恐怖も興奮もなく、原始的な殺人本能で人を殺せる男だ。
理性的判断を持たずに。
理性的判断が、敗北を招く」
と描写するシーンがあります。
物語の中盤くらいから、暗殺対象であるカーツ大佐について調査を進めていく過程で、確実に主人公はこの兵士像に近づいていっているよな〜というのを、感じました。
「ベトコンはサーフィンをせん!」のキルゴアさんとの出会いや、瀕死の兵士に掃射を浴びせることを”手当て”と呼ぶことであったり、ジャングルのど真ん中で開催される雑誌のプレイボーイが主催の慰問パーティーの異質さだったり、ベトナムカオスツアーで鍛え抜かれても尚、ニュートラルな思考を保っていられた主人公が、(即物的な意味ではなく)”第二のカーツ大佐”と同じ道を選ぶのは、目に見えています。
で、多分そこまででこの映画はじゅうぶん色んなものを説明できたはずなんですよ。
というか、スティーヴ・ハミルトンの『解錠師』みたいに、物語の主軸を担う重要人物が姿を見せないどころか、名前すら伏せられたまま、くらいの神秘に包まれていた方が、物語に膨らみは出たと思う。
それはコッポラの本意ではなかったのだろうけれど、少なくともあの「綺麗にまとめようとして、落とし所が分からなくなった」とか「広げた大風呂敷を畳めなくなった」みたいなエンディングにはならなかったと思う。
なんでもない民間の船舶を停止させた上で、疑心暗鬼になって銃をぶっ放したり、そこで被害を被る民間人の女の子が米軍から隠して守ろうとしていたのが、武器ではなくただの子犬だったり、どうしようもなさにまみれた混沌を描いているのは良かったのですが、まあ、それもベトナム戦争あるあるネタですし、多分そういうものに耐えきれなくなって、カーツ大佐はベトナムの奥地に自分だけの王国をつくってしまったのでしょうが、主人公がそれを察するところまでで、じゅうぶんあの映画は面白いものになっていたと思います。
主人公が実際にカーツ大佐の「王国」に乗り込んだり、マーロン・ブランド演じるカーツ大佐が出てきたりっていうのは、不要だったと思います。
でもやっぱり、主人公がカーツ大佐を殺すところまで含めて、「第二のカーツ大佐の誕生」だったのかな。
ラストで「カーツ大佐の暗殺」という目的が達成されてしまったことで、かえってあっけない終わり方に見える、というのもパプリ子的にはマイナスポイント。
もっとこう、「ジェイコブス・ラダー」みたいに、散々振り回した観客をそのままぶん投げる、みたいなエンディングを期待していました。
もしくは、伊藤計劃の「虐殺器官」みたいに、徹底的に”第二の〇〇”としてのその後をやり切る、とか。
あと、個人的に面白いなと思ったのは、カーツ大佐がフレイザーの金枝篇を読んでいるところ。
エウレカセブンのデューイも、やっぱり金枝篇を読んでいて、スタンダードから外れてしまった軍人というのは、金枝篇を読まなきゃいけない決まりでもあるのかよ、と思いました。
パプリ子はまだ、金枝篇を読破していないのですが、これを読み切ったら、また違った見方もできるのかな。エウレカセブンにせよ、地獄の黙示録にせよ。
久しぶりに「地獄の黙示録」を見返すのもいいかもしれません。
そんな感じで、
「これ何の記事だっけ?」
みたいな、とんでもない脱線の仕方をしてしまいましたが、実はまだまだ戦争映画について語り足りないので、またそのうち書きます。
書いてたら、また地獄の黙示録を観たくなってきた…
Diorのアドベントカレンダー。
明日は脱線しないでも間が持つような物が出てきてくれることを祈るぞ〜〜〜
それでは、また。